産業カウンセラーは「働く人の心に寄り添い、積極的に支援するこころの専門家」として、「メンタルヘルス対策への支援」「キャリア形成への支援」「職場における人間関係開発・職場環境改善への支援」の3つの領域を柱に、活動を進めています。
働く人のストレスは、急速に進化する技術革新への対応や、長時間労働、育児・介護・治療と仕事との両立、職場の人間関係・ハラスメントの問題などに影響され、ますます増加しています。
一方、産業界では働く人々のメンタルヘルスや人生100年時代を見据えたキャリア形成に対する関心は高まっています。そして、国の施策として取り組みが進んでいるストレスチェック制度やキャリアコンサルタント国家資格化、働き方改革やハラスメント防止法など法改正により更に加速されています。このような状況を踏まえると、今後ますます産業カウンセラーの活動も注目されるものと思います。
急激に変化する社会のなかで、産業、労働現場に通じたプロフェッショナルな支援者として組織や地域社会に貢献できますよう情報発信を続けていきます。
また「四国はひとつ」は、四国支部に語り継がれ、熱い願いのこもった合言葉です。今後も四県それぞれの特徴、良さを生かし、心を一つに連帯感を深めながら支部活動を進めていきます。協会本部と連携し、柔軟に、かつ積極的に活動を続けてまいります。今後とも会員の皆様を始め、関係する組織・団体様方のご理解とご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
四国支部支部長 五百竹 洋子